>誰が本当の悪人なのか・・・映画『悪人』耽溺サイト

著者

吉田修一

キャスト

妻夫木聡
深津絵里
岡田将生
満島ひかり
塩見三省
池内万作
余貴美子
樹木希林
 

誰が本当の悪人なのか・・・映画『悪人』耽溺サイト

耽溺(たん‐でき)・・・[名]一つのことに夢中になって、他を顧みないこと。多く不健全な遊びにおぼれることにいう。

深津絵里さんが映画『悪人』で迫真の演技を見せ、2011年9月のモントリオール世界映画祭で最優秀女優賞に輝いた。

深津絵里、モントリオール映画祭で最優秀女優賞を受賞「妻夫木さんでなかったら獲れなかった」

映画/深津絵里、モントリオール映画祭で最優秀女優賞! 「全てのスタッフにいただいた賞」 - cinemacafe.net

モントリオール映画祭:深津絵里さんが最優秀女優賞受賞 - 毎日jp

作品を見たとき、 深津絵里さんのは演技がうますぎてため息が出た。深津さんの馬込光代に、魅入り、映画内で共感したシーンが多かった。一人でケーキを食べるシーンなんて、切なさを表現した絶妙な顔で食べるので、その顔は反則じゃないかというほど切なくなった。

妻夫木聡さんも、「この役を絶対やりたい」と自分から言い出しただけあって清水祐一になりきり悪人顔と善人顔を見事に演じ切っていた。李監督がインタビューで「妻夫木聡が演じるということも含めて、祐一を完全な悪人としては捉えることは難しい」と語っていて、妻夫木さんがこの映画にぴったりの俳優だったのは間違いないだろう。

脇役も、樹木希林さん演じるおばあちゃんと、柄本さんの演技が素晴らしく映画をさらに盛り上げた。柄本さんのセリフで「あんた、大切な人はおるね? その人の幸せな様子を思うだけで、自分までうれしくなってくるような人は」という場面。これがとても印象に残っている。

映画「悪人」は『誰が本当の悪人なのか』というのがキャッチコピーに入っています。それを考えながら是非見て考えてほしい作品です。その作品を原作とともに紹介します。

なぜ、殺したのか。 なぜ、愛したのか。

あんた、大切な人はおるね?

その人の幸せな様子を思うだけで、
自分までうれしくなってくるような人は。

今の世の中、大切な人もおらん人間が多すぎる。
自分には失うものがないち思い込んで、
それで強くなった気になっとう。
だけんやろ、自分が余裕のある人間て思いくさって、
失ったり、欲しがったりする人間を、
馬鹿にした目で眺めとう。

そうじゃないとよ。
それじゃ人間は駄目とよ。

あらすじ

土木作業員の清水祐一は、長崎の外れのさびれた漁村で生まれ育ち、恋人も友人もなく、祖父母の面倒をみながら暮らしていた。車だけが趣味で、何が楽しくて生きているのかわからない青年。佐賀の紳士服量販店に勤める馬込光代は、妹と2人で暮らすアパートと職場の往復だけの退屈な毎日を送っていた。
「本気で誰かに出会いたかった…」
孤独な魂を抱えた2人は偶然出会い、刹那的な愛にその身を焦がす。しかし、祐一はたったひとつ光代に話していない秘密があった。彼は、連日ニュースを賑わせていた殺人事件の犯人だった――。
「もっと早く出会っていれば良かった…」
そんな祐一の自首を止めたのは光代だった。殺人犯との許されぬ愛…。生まれて初めて人を愛する喜びに満たされる光代は、祐一と共に絶望的な逃避行へと向かう。やがて地の果てとも思える灯台に逃げ込んだ2人は幸せなひとときを迎えるが、その逃避行が生んだ波紋は被害者の家族、加害者の家族の人生をも飲み込んでいく。なぜ祐一は人を殺したのか?なぜ光代は殺人者を愛したのか?引き裂かれた家族の運命はどうなるのか?絶望のどん底に突き落とされた人間たちが、善悪の葛藤のなかでもがき、そしてその先にひとつのの謎が生まれる。
いったい誰が本当の“悪人”なのか?
その答えが明かされたとき、物語は、衝撃と感動のクライマックスを迎える――。

本作は、2006年3月24日から2007年1月29日まで朝日新聞にて連載され、2007年に朝日新聞社より出版された。2010年11月時点で朝日文庫版が210万部を突破している。

第61回毎日出版文化賞と第34回大佛次郎賞をダブル受賞。2008年度本屋大賞第4位。

2010年7月7日には束芋による絵本版が出版。同年9月11日に妻夫木聡が主演で実写映画が公開された。

あらすじ

保険外交員女性・石橋佳乃が土木作業員・清水祐一に殺された。清水は別の女性・馬込光代を連れ、逃避行をする。

なぜ、事件が起きたのか?事件当初、容疑者は裕福な大学生・増尾圭吾だったが、拘束された増尾の供述と新たな証言者から、容疑の焦点は清水に絞られる事になる。

映画

『悪人』(あくにん、AkuninVillain)は、『フラガール』『69 sixty nine』の李相日監督によるヒューマンミステリードラマ。2010年9月11日に全国東宝系列で公開。

解説

  • モントリオール世界映画祭ワールド・コンベンション部門に正式出品され、深津絵里が最優秀女優賞を受賞。
  • 主演の妻夫木聡とヒロインの深津絵里は、月9の『スローダンス』及び三谷幸喜監督の映画『ザ・マジックアワー』でも共演した。
  • 2009年11月にクランクイン。ロケは福岡、佐賀、長崎の九州3県に渡り行われ、2010年9月1日には映画PRのため福岡市・吉田宏市長、佐賀市・秀島敏行市長、平戸市・黒田成彦市長を表敬訪問している。
  • テーマは「人間の本質は善と悪」。刺激的な性描写から映倫区分はPG12指定され、CMでは「小学生には助言・指導が必要」とテロップが打たれている。
  • 2010年8月25日にドキュメントDVD『妻夫木聡が悪人だったあの二ヶ月』が発売。9月4日以降には映画公開記念特番『妻夫木聡が語る「悪人」の全て』が放送。
  • キャッチコピーは「なぜ、殺したのか。なぜ、愛したのか。」「ひとつの殺人事件。引き裂かれた家族。誰が本当の“悪人”なのか?」。
  • 全国231スクリーンで公開され、2010年9月11,12日初日2日間で興収2億4,624万2,900円、動員は19万1,296人になり映画観客動員ランキング(興行通信社調べ)で初登場第2位となった。また、ぴあ初日満足度ランキング(ぴあ映画生活調べ)では第4位になり、モントリオール世界映画祭最優秀女優賞を受賞した直後の公開の効果もあり、客層は男女比34:66で20代女性客が特に多かった。
  • 香港、マカオ、台湾での海外公開が決定しており、韓国などからも申し込みが来ている。

キャスト

清水祐一 -?妻夫木聡
土木解体作業員。光代と逃亡。
馬込光代 -?深津絵里
紳士服店の販売員、祐一と逃亡。
増尾圭吾 -?岡田将生
大学生。裕福で自由気まま。
石橋佳乃 -?満島ひかり
保険外交員。死体で発見される。
佐野刑事 -?塩見三省
福岡県警の刑事。
久保刑事 -?池内万作
福岡県警の刑事。
矢島憲夫 -?光石研
祐一の大叔父。祐一が勤める解体業を経営。
清水依子 -?余貴美子
勝治・房枝の次女で祐一の母。祐一を棄て洋菓子店経営。
清水勝治 -?井川比佐志
祐一の祖父。寝たきり。
堤下 -?松尾スズキ
悪徳商法の販売員。房枝を騙す。
馬込珠代 -?山田キヌヲ
商工会議所事務員。光代の双子の妹。
谷元沙里 -?韓英恵
保険外交員。佳乃の同僚。
安達眞子 -?中村絢香
保険外交員。佳乃の同僚。
石橋里子 -?宮崎美子
佳乃の母。
鶴田公紀 -?永山絢斗
増尾の同級生の大学生。
清水房枝 -?樹木希林
祐一の祖母。
石橋佳男 -?柄本明
佳乃の父。理容店経営。

スタッフ

  • 監督 -?李相日
  • 製作 - 島谷能成、服部洋、町田智子、北川直樹、宮路敬久、堀義貴、畠中達郎、喜多埜裕明、大宮敏靖、宇留間和基
  • プロデューサー - 仁平知世、川村元気
  • エグゼクティブプロデューサー - 市川南、塚田泰浩
  • ラインプロデューサー - 鈴木嘉弘
  • 原作 -?吉田修一
  • 脚本 - 吉田修一、李相日
  • 撮影 - 笠松則通
  • 美術 - 杉本亮
  • 美術監督 -?種田陽平
  • 編集 - 今井剛
  • 音楽 -?久石譲
  • 演奏 - 東京ニューシティ管弦楽団
  • 音楽プロデューサー - 岩瀬政雄、杉田寿宏
  • スクリプター - 松澤一美
  • ヘアメイク - 豊川京子
  • 衣裳デザイン - 小川久美子
  • 照明 - 岩下和裕
  • 装飾 - 田口貴久
  • 録音 - 白取貢
  • 助監督 - 久万真路
  • 制作プロダクション - 東宝映像制作部
  • 製作 - 映画『悪人』製作委員会(東宝、電通、朝日新聞社、ソニー・ミュージックエンタテインメント、日本出版販売、ホリプロ、アミューズ、Yahoo! JAPAN、TSUTAYAグループ、朝日新聞出版)
  • 配給 -?東宝

主題歌

  • 福原美穂『Your Story』

出品

  • 2010年10月10日-13日開催の『釜山国際映画祭』アジアンフィルムマーケット出品
  • 2010年11月3日-10日にロサンゼルス開催『アメリカン・フィルム・マーケット』出品

受賞

  • 第34回モントリオール世界映画祭:最優秀女優賞
  • 第34回山路ふみ子映画賞:映画賞、新人女優賞
  • 第23回日刊スポーツ映画大賞:作品賞、主演男優賞、主演女優賞
  • 第35回報知映画賞:作品賞、主演女優賞、助演男優賞(柄本明)
  • 第84回キネマ旬報ベスト10:日本映画ベスト・ワン、日本映画監督賞、日本映画脚本賞、助演男優賞
  • 第65回毎日映画コンクール:日本映画大賞
  • 第53回ブルーリボン賞:主演男優賞
  • 第34回日本アカデミー賞:最優秀主演男優賞、最優秀主演女優賞、最優秀助演男優賞(柄本明)、最優秀助演女優賞(樹木希林)、最優秀音楽賞

悪人 (特典DVD付2枚組) Blu-ray

―モントリオール世界映画祭 最優秀女優賞受賞作品―
第34回日本アカデミー賞最優秀賞最多5部門受賞!!
主演男優賞/主演女優賞/助演男優賞/助演女優賞/音楽賞

なぜ、殺したのか。なぜ、愛したのか。
至高の才能たちが誕生させた映画史に残る感動のヒューマンドラマ。
世界中が注目!待望のBlu-rayリリース!

『悪人』の全てがわかる!120分を超える豪華特典

映像特典

ドキュメント・悪人 『消えた56分生まれた2分』(約60分)
『悪人』の製作には、脚本・撮影・編集と膨大なる試行錯誤が繰り返されていた。
その過程で、56分にのぼるカットシーン及び、脚本には存在しなかった新たな2分の追加シーンが存在した!
未公開シーンを大胆に公開しながら、なぜそれらのシーンは消えたのか、そして新たなシーンはなぜ生まれたのかを検証。
イカの目から始まる回想シーンの真実も明らかに!
主演・妻夫木聡、監督・李相日、脚本も手掛けた原作者・吉田修一らのインタビューから
映画『悪人』誕生の裏側に秘められた壮絶なトライアンドエラーに迫る迫真のメイキング・ドキュメンタリー。
密着!第34回モントリオール世界映画祭
深津絵里が最優秀女優賞を受賞した映画祭の模様を収録
妻夫木聡が語る『悪人』の全て
映画公開時に放映された特番。妻夫木聡と李相日監督が九州料理を囲んで本音トーク、
『悪人』の見どころや撮影の舞台裏も徹底解説。
妻夫木聡×李相日本音ロングトーク
特番ではカットされた二人の秘蔵トークをDVDで特別公開。
イベント映像集
製作報告会見、完成披露試写会、初日舞台挨拶の模様を収。
初回生産限定封入特典:『ポストカードセット』
初回生産限定:豪華アウターケース仕様

ストーリー

土木作業員の清水祐一は、恋人も友人もなく、祖父母の面倒をみながら暮らしていた。
馬込光代は、妹と2人で暮らすアパートと職場の往復だけの退屈な毎日を送っていた。
孤独な魂を抱えた2人は偶然出会い、刹那的な愛にその身を焦がす。
しかし、祐一は連日ニュースを賑わせていた殺人事件の犯人だった――。
光代はそんな祐一の自首を引き止め、祐一と共に絶望的な逃避行へと向かう。
やがてその逃避行の波紋は被害者の家族、加害者の家族の人生をも飲み込んでいく。
なぜ祐一は人を殺したのか?なぜ光代は殺人者を愛したのか?
引き裂かれた家族の運命はどうなるのか?そして、いったい誰が本当の“悪人”なのか?